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第16回環境史研究会ワークショップ [研究会]



第16回環境史研究会ワークショップのお知らせです。
ふるってご参加ください。

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第16回環境史研究会ワークショップを下記の通り東京大学で6月6日に開催いたします。
オハイオ州立大学のブラウン先生には、人為起源の災害に関する報告を、
山梨大学の喜多川先生には、最近出版されたご著書『環境政策史論―ドイツ容器包装廃棄物政策の展開』の内容に関する報告をお願いしました。


ワークショップの後には懇親会(18時頃~)も予定しております。
あわせて参加いただければ幸いです。


【日 時】 2015年6月6日(土)13時~17時

【場 所】 東京大学農学部1号館3階 農経会議室

【題目と概要】

「Anthropogenic Disasters: Secondary Effects of the Built Environment
on the Impact of Extreme Natural Events」 Philip C. Brown (オハイオ州立大学)

Subjects:
1) Water Control and urban subsidence (Niigata)
2) Water control innovations impacts on existing water control
facilities (cases from central Niigata Prefecture)
3) Roads, railroads, and dike impacts on tsunami (Tohoku)
4) Changing human consciousness: “Blind Faith” in technology or
“Agnatology” (deliberate/manufactured “forgetting”)


「ドイツ容器包装廃棄物政策史:『環境政策史論―ドイツ容器包装 廃棄物政策の展開』をめぐって」 喜多川進(山梨大学)

 ドイツの容器包装廃棄物政策は,拡大生産者責任と呼ばれる新しい 環境原則の最も早い実施例として知られており,《環境先進国ドイ
ツ》という評価を定着させた。しかし,環境政策として独創的かつ先導的な側面をもつドイツの容器包装廃棄物政策が,なぜ,どのようにしてコール政権期に生み出されたのかという点は,緑の党や環境保護団体の影響であると漠然と説明されることがほとんどであり,これまでの研究においては十分に明らかにされていない。そこで,本報告では,1970年から1991年の容器包装令制定に至る時期に注目し,ドイツの保守政党および経済界による容器包装廃棄物政策の推進理由を検討する。そして,同政策は,環境保全よりも廃棄物処理部門の民営化や旧東ドイツ地域および欧州でのリサイクルビジネスの新規展開,さらに目前の総選挙での勝利といった経済的および政治的動機によって推進されたことを示したい。本報告では,拙著『環境政策史論―ドイツ容器包装廃棄物政策の展開』(勁草書房)に基づき,緑の党や環境保護団体といったグリーンな勢力とは異なる,保守政党・経済界による《もうひとつの環境政策の潮流》に光を当てる。

(参照)『環境政策史論―ドイツ容器包装 廃棄物政策の展開』http://www.keisoshobo.co.jp/book/b190657.html
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take


コメント(1) 

コメント 1

曽根脩平


竹本先生へ

 いきなりのコメントをお送りして申し訳ありません。

 小生は日本統治時代の衛生事業及び林業事業について研究している若手研究者の一人の曽根脩平と申します。

 先生の斎藤音作と愛林思想についての論文を拝読し、とても勉強になりました。

 そこでなんですが私は斎藤音作の臺灣経験が後の朝鮮での愛林思想につながると考えているのですが、先生の考えを聞かせてください。

                                                       兵庫教育大学大学院 曽根脩平
by 曽根脩平 (2015-10-07 21:22) 

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