SSブログ

修士論文発表会が開催されました [講義]

2024年もよろしくお願いします。
能登半島の大地震でお亡くなりになられた方々の
ご冥福を心からお祈り申し上げます。
そして、被災された方々が一日も早く日常生活を取り戻される
ことを心から願っております。

昨日(2024年1月23日)、修論発表会が開催されました。
林政学研究室では、高梨さんが「価格変動期における原木市売市場の価格形成機能の実態」
というタイトルで発表しました。発表・質疑にむけた準備、当日の頑張り、見事でした:)

約2週間後の卒論発表会に向けて、研究室はさらに盛り上がっていきます:)

IMG_5161 - コピー.JPG

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:学問

森林政策学演習(2023年11月20,21日) [講義]

 ごきげんよう、しーしーです。
 2023年11月20日(月)・同21日(火)に、山梨県で森林政策学演習の現地実習が執り行われました。TA(ティーチングアシスタント)として同行させていただいたところ、例の如く、当ブログの執筆を拝命したため、二日間の様子等について紹介させていただきます。


 大月駅に集合して始まった本実習、まずは小菅村に向かいました。小菅村では、株式会社リトル・トリー代表取締役の大野さんのご案内のもと、
 ・薪の加工施設
 ・中組Kids Trail(大野さんが主体となって作成されたマウンテンバイクコース)
 ・フォレストアドベンチャー・こすげ
 ・タイニーハウス・こすげ(宿泊施設)
 ・小菅の湯(温浴施設)に導入されている薪ボイラー施設
を見学、また、マウンテンバイクについては実際に体験させていただきました。

20231120_100418.jpg
薪の加工施設を大野さんに案内していただいている様子(2023年11月20日撮影)

 山村地域における森林利用の形として、エネルギー利用からアプローチしていく可能性や、森に親しみ、関心を持ってもらえるような森林空間利用、そしてそれらを実現していく過程など、多岐にわたってお話を伺うことができました。


 二日目は、富士吉田市へ。羽田さん、そして、ふじさんジビエと鹿邦を経営されている勝俣さんご夫妻に、山という場における心構えや、狩猟という行いに対する考え方、狩猟やジビエを取り巻く世相についてのお考えなどをお話しいただきました。

 また、昼食には、シカ肉カレー・シカ肉ウインナーをいただきました。その後、ジビエ加工を行うふじさんジビエの施設を見学させていただきました。

写真 2023-11-23 21 36 23.jpg
鹿邦にて羽田さん、勝俣さんご夫妻のお話を伺う様子(2023年11月21日撮影)


 二日間を通して、人々との関係性を構築していくことの重要性を感じる実習となりました。また、昨年度は受講者、今年度はTAとして参加させていただき、私自身が感じたものも昨年度とは変化したように思います。特に、森林利用をいかに行っていくか、新たな視点を得られました。
 関係者の皆様には大変お世話になりました。この度はありがとうございました。

 それでは、ごきげんよう。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

夏休みがおわり、秋学期(A1/A2ターム)が始まりました [講義]

20231009_153116.png
10月3日(火)から秋学期(A1/A2ターム)の講義が開始されました。
月曜日の初回の講義は、なんと本日(10月9日、体育の日、祝日!)でした(汗・涙)

月曜日には、林政学関係の講義・演習が集中していて、
森林環境経済学(1限)、午後は森林政策学演習(3,4限)と続きます。

午後の森林政策学演習では、東京大学演習林・樹芸研究所の齋藤 暖生先生に、
「山梨県の森林と富士北麓地域の概要」について解説していただきました。

森林政策学実習では、11月中旬に、山梨県で現地実習を予定していますが、
その準備のための講義として位置付けられます。

土地所有をめぐる地図を広げながら、
富士山の北麓斜面に現在も入会関係が残っている
状況を学ぶことができました。

11月中旬の山梨県での実習が、今から楽しみです。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:学問

森林科学基礎実習Ⅳ 2日目 [講義]

はじめまして、東京大学林政学研究室の修士1年生のとっぴーです。

私は大学院から専攻を変えて森林・林業を学び始めたため、森林・林業に関する知見を広げたいなあと思い、今回学部生に混じって本実習に参加させていただきました。

さて、しーしー君が実習1日目(2023年8月31日)のブログを書いてくれたので、私は2日目(2023年9月1日)のブログを書いていきたいと思います。9月に体調を崩したりしてしまったため、ブログの報告が遅くなってしまいすみません。。。

朝は富士癒しの森研究所(東京大学演習林)の林内見学に参加しました。
木の情報をICタグで管理していたり、カラマツやアカマツといった北海道でよく見られる樹木が植えられていたりして、とても興味深かったです。
富士癒しの森.jpg

午前中は北口本宮冨士浅間神社に訪れました。この神社は富士山信仰と深い結びつきがあります。参道にある石灯籠には富士講の指導者であった村上光清の講印「卍」がありました。
冨士浅間神社.jpg
そして、この神社の奥から富士登山道に繋がっており、いつかここから富士山登ってみたいですね~!笑

午後はキーテックの山梨工場の見学をさせていただきました。山梨工場では針葉樹構造用合板を生産しており、生産規模が年間68,000㎥という大規模な工場でした。また、機械化もかなり進んでいる工場でした。そして、山梨から半径200~300km圏内に、東京・中京・関西という三大都市圏があり、製品出荷という点で山梨の立地の良さにも気づくことができました。
キーテック山梨工場.jpg

実習を経て、より森林・林業を身近に感じることができ、とても有意義な学びになりました!
nice!(0)  コメント(0) 

森林科学基礎実習IV(林政学基礎)2023年8月31日@山梨 [講義]

 「東京大学林政学研究室ブログ」は、学生も執筆していた時期があるようで、最近は復活の機運が高まっているようですね。

 ごきげんよう、しーしーです。
 当方、東京大学林政学研究室の学部4年生なのですが、表題の実習にTAとして同行したところ、当ブログ執筆の下命を拝したため、ここにしたためさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします(機会があれば自己紹介のようなものも書きたいですが、今回は割愛させていただきます)。

 さて、2023年8月31日(木)・9月1日(金)に、山梨県で森林科学基礎実習IVの現地実習が執り行われました。私は、1日目にあたる8月31日(木)の記事を書かせていただきます。

 大月駅に集合して始まった本実習、まずは甲斐東部木材団地にて、現地見学、聞き取り調査を通して、施設の現状を中心に、歴史的経緯や将来への展望などを伺うことができました。
写真 2023-08-31 9 33 50.jpg

 午後は、山梨県の森林環境税を活用した「荒廃森林再生事業」の現場を、山梨県庁や森林組合の職員の方々の解説のもと、見学させていただきました。施策を進めていく上での、森林所有者や県外の自治体との結びつきなどについても伺うことができました。
写真 2023-08-31 15 17 53.jpg

 また、夕食後には1日目に得られた情報や、現場で意識していた事柄の共有に加え、2日目の見学時に持ちたい視点や質問事項をブラッシュアップする時間が設けられました。私としても、履修者の皆さんの発言や視点から、新たな気づきを得ることができたように思います。
写真 2023-08-31 19 31 39.jpg

 個人的に1日目で印象に残ったお話は、私の研究とも少し関わってきそうな林道や作業道についてです。林道の整備状況や、作業道の作設にかかる金額などを現場の方々からお話しいただいた中で、林業のための道というものについて、果たしてどういった整備の形が今、そして将来に向けて望ましいのか、歴史的経緯を踏まえて、改めて考えていきたいと思いました。

 最後になりますが、このような機会を用意してくださった先生方、そして見学にご協力くださった関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

今年度の森林科学基礎実習IV(林政学基礎) [講義]

 今年度の森林科学基礎実習IV(林政学基礎)では、これまでに2回フィールド調査に出かけています。
 6月29日には、千駄ヶ谷にある鳩森八幡神社に残された冨士塚(冨士浅間神社)を登拝しました。
冨士塚.jpg
 7月6日には、新木場にある木材・合板博物館を訪問し、館長の佐藤雅俊さん(東京大学名誉教授 / 農学博士)からエンジニアード・ウッドについてご講義頂いてから、館内での説明を受けました。大根のかつら剥きのように製造される単板(合板の原料)をみて、受講生は驚きの声をあげていました。
合板博物館.jpg
 8月31日から9月1日には、山梨県で実習を行います。この中で、森林環境税を活用した間伐材生産の現場や合板工場を見学します。また、千駄ヶ谷に建立された富士塚の勧請元である北口本宮冨士浅間神社にもいく予定です。
 首都圏と山梨県の、森林・山を介した様々なつながり(現状と歴史)を受講生は学ぶことになります。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:学問

森林政策学演習で徳川林政史研究所に伺いました! [講義]

2022年11月28日に、公益財団法人徳川黎明会 徳川林政史研究所を訪問させていただきました。

今回は特別にお時間をいただき、歴史資料所蔵の経緯や、歴史資料の保全方法、古文書・絵図を活用した研究の具体的な内容について、職員の方々からご説明をお伺いすることができました。
その後、尾張藩の森林利用に関する古文書・絵図も実際に拝見することができ、江戸時代における林野利用・規制の状況を、より深く学ぶことができました。

徳川林政史研究所の皆さんには大変お世話になりました。
ありがとうございました。 (h)

公益財団法人徳川黎明会 徳川林政史研究所Webサイトはこちらです。
https://rinseishi.tokugawa.or.jp/
nice!(0)  コメント(0) 

森林政策学演習(11/22-23)実施しました:) [講義]

 2022年11月22日~23日に、山梨県富士吉田市・南都留郡道志村で森林政策学演習を行いました。

 初日は、富士吉田市で羽田さんや、ふじさんジビエ・鹿邦を経営されている勝俣さんご夫妻に、羽田さんが設立に尽力された山梨県猟友会青年部の活動や猟場の変遷、鳥獣被害対策における補助金制度の功罪、狩猟の楽しみや命を頂くことに関する心構え、ジビエ加工施設の稼働状況や作業工程、ジビエ肉などの流通経路など、幅広くお話を伺うことができました。
 またジビエ加工施設も見学会のため特別にオープンしていただき、外側から内部の様子の一部を拝見させていただきました。お昼には、シカ肉カレー&シカ肉ウインナーを美味しくいただきました。
 野生生物という山からの「恵み」を持続的に享受するために「人づくり」がいかに重要であるか、学ぶことができました。

 二日目は、あいにく小雨が降る天候でしたが、リトル・トリ―代表取締役の大野さんの案内で、大野さん自らが森林経営計画を策定した道志村内の林分に入り、間伐現場や、マウンテンバイクコースを歩きました。
 さらに、道志の湯と呼ばれる温浴施設に導入されている国産バイオマスボイラー施設や、同施設に燃料を供給する「木の駅どうし」も見学することができました。
エネルギー価格が高騰する中での、木質バイオマス利用の可能性がさらに広がりつつあることや、山村住民の高齢化が進む中で持続的な燃材供給システムを構築することの必要性を学ぶことができました。

 二日間、関係者の皆さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。

ふじさんジビエ様 - コピー.JPG

リトル・トリー様_林内 - コピー.jpg
nice!(0)  コメント(0) 

森林科学基礎実習IV(林政学基礎)のフィールド調査おさらい(No.1) [講義]

今年度の林政学基礎(学部3年生対象)では、全部で3回、フィールドでの実習活動を行います。森林(山)と人間の多様なかかわりをみようという狙いが込められています。
第1回目のフィールドでの活動は、山と人間との精神的なつながりを学ぶために、護国寺境内にある音羽富士(富士塚)を訪問し、富士講員による登拝について学びました(6月30日)。音羽富士は、1817年に建立されました。高さが約7mのこの富士塚には、「九合目」などと書かれた道標、小御獄の石碑、山頂には木花咲耶姫を納めた奥宮など、実際の富士山と同じような石造物などが配置されています。参道には、実際の富士山の溶岩もあり、100㎞以上も離れた場所からどうやって運んだのか想像するだけでもワクワクします。鉄道がない時代には、歩いて東京(江戸)から富士山まで参詣したわけです。往時の人々の富士山への憧れ、熱い思いが伝わってきます。明日から始まる3回目のフィールド実習では、北口本宮冨士浅間神社も訪問する予定です。発着地と(ほぼ)到着地の2つを今回の実習では見学することになります。音羽富士.jpg

nice!(0)  コメント(0) 

森林政策学演習(宿泊、11月25-26日)を実施しました [講義]

2021年11月25日~26日に
山梨県道志村・山中湖村・富士吉田市で
森林政策学演習を実施しました。

森林資源の多様な利用のあり方について、
現場の方々から貴重なお話を伺うことができました。

初日は、リトル・トリ―代表取締役の大野 航輔さんの案内で、
大野さんが自ら森林経営計画を策定した林分に入らせていただき、
間伐の状況や、大野さんらが自ら建設したマウンテンバイクトレイルの
ついても解説していただきました。受講生もトレイルコースを実際に
試走するという、貴重な体験ができました。現場ではもちろんのこと、
会議室で聞き取り調査も実施しました。
リトルトリー.jpg

二日目は、山梨県猟友会の青年部の設立に尽力された羽田さんや
ふじさんジビエ・鹿邦の勝俣さんご夫妻に、狩猟・駆除捕獲の実態や
ジビエ加工処理施設の運営についてお話を伺うことができました。
狩猟・許可捕獲は野生動物の命をいただく行為であればこそ、
無駄なく大事に資源として利用しようとする姿勢を改めて
確認できました。さらに聞き取り調査終了後には、ふじさんジビエで
シカ肉カレー(シカ肉ウインナー付き)を
頂きました。
シカ肉カレー.jpg
前日に捕獲され、ふじさんジビエに運搬されてきたニホンジカの
解体の様子も幸運にも見学することができました。

この2日間、富士癒しの森研究所の齋藤暖生先生にご同行いただく共に、
2日目の朝には、霜が降りた氷点下の演習林内をご案内頂きました。
演習林散策.jpg

関係者の皆さん、本当にありがとうございました。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:学問