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下伊那のエコミュージアム [調査]

長野県阿智村に、調査というよりもお邪魔してきました。
新宿から高速バスで4時間(渋滞なしで)というアクセスは、東京からの交通が発達した今日からみると、いまやかなり遠い地域になっていると思いますが、農学を含む東大の各部局の方々が調査でお世話になっているとのことです。なにしろかの古島敏雄先生が飯田町の出身ということもあって、公民館に古島全集がありびっくりしました。

谷1つ越えると文化が変わるというこの地域、日経ビジネスの
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090312/188921/
この記事が現代の全体像をみせてくれます。

ン十年前にある研究会で知己を得た役場の方に再会し、峠に囲まれた村の端から端までご案内いただきました。伊那谷(天竜水系)の川筋のみならず、古来、交通の要所であったことが分かります。

18688.jpg
多くの場所が印象に残りましたが、その中で、産業遺産や文化遺産に恵まれたこの町の古民家を活かした「ミュー自然美術館」http://art.xtone.jp/museum/archives/myu-nature.html
の写真を1枚。古民家が見事にうまれかわり、洒落た喫茶室は大きなガラス窓から庭園風里山景観が見えるようにくふうされており、さらに一歩奥に入ると、異次元の世界が。静かなこの場所で開かれるコンサートは、素晴らしい音が響くそうです(右奥に見えるのはピアノ)。フランスの田舎でこうした洒落た場所をよくみかけますが、それらにひけをとらない感じの良さ。近くには星空観察の名所もあるようで、まさに村全体がミュージアムという印象をもちました。(f)
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