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日本森林学科会・林業経済学会in東京農大(2024/3/8-11) [研究会]

2024年3月8日~10日に日本森林学会が、11日に林業経済学会の大会がそれぞれ開催されました。
8日午後には、修士1年生の西富さん、学部4年生の平山さんが、口頭発表。学会デビューを果たしました:)。同じ時間帯に林業経済学会70周年記念事業有志による企画シンポジウム「これからの林業経済学を考える」も開催されました。

9日午後には、公開シンポジウム「楽しい林業、元気のでる林業」が開催。研究室OGの飯塚潤子さんによる「林業をもっと自由に!」の発表がありました。1本まるごと販売、山男のガチャなど、(株)東京チェーンソーズの多様な事業展開が紹介されました。
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最終日の11日は、林業経済学会のシンポジウム「林業従事者問題の新たな展開の可能性」が開催。研究室OBの奥山さん(鹿児島大学)が、コメンテーターを務めました。

奥山さんコメ.jpg
本当に濃密な4日間でした。
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「ランチセミナー」で話題提供 [研究会]

 古井戸です。
 もう2週間ほど前になってしまいますが、
「19世紀後半以降における山岳地域林政の展開-フランスの『水と森林』Eaux et Forêts を中心に-」
Evolution of forest policy in the mountainous regions since the latter half of 19th century
と題して、農学部(大学院農学生命科学研究科)に所属する教員同士の研究を紹介し合う「ランチセミナー」(オンライン)で15分ほど話題提供をしました。
 マーフィーの法則(ご存じでしょうか)さながらに、普段起こらないパワポのトラブルがあって、時間を超過するという大ミスをやってしまったのですが、閑話休題。

 最初に研究室紹介を、ということで、
teaching_staffs.jpg
こんなスライドを作りました。数秒しか画面投影しなかったので、参加いただいた方にもたぶんお読みいただく時間はなかったでしょう。あらためてご紹介するしだいです。

 筋立てとしては、フランスを中心に、19世紀末の山地復旧造林RTMの今日的評価をたどることから、殆どの森林が「山」にある日本の林政への示唆を得たいというところでしたが、十分お伝えできたかどうかはわかりません(のでここに書いておきます)。

 あとは、時間の関係で投影すらできなかった参考文献リストをここにご紹介しておきます。
 ページ数のない文献は、目下、プレハブ仮住まいのため段ボールのどこかに眠っているものだったりします。

 若干補足しておきますと、赤池氏は、現在、「農学共同研究員」になっていただいています。コロナ禍と研究室引越の関係でなかなかお会いできないのが残念です。
 アンドレアッシアン Andréassian(2001)は、その二年後の2003年に、国際英文誌 J. Hydrologyに掲載された論文で知られています。その論文の下地をこのフランス国内の研究会で報告しているのですが、なぜわざわざ無名のフランス語報告を引用しているかというと、こちらでは、フランス語 Eaux et Forêts(直訳すると「水と森林」)の意味について論じた大変興味深い一節があり、これが英文誌への投稿ではバッサリ割愛されているからです。今のフランス人でもなぜこういう言い方があるかについては、あまり共通理解がなく、それゆえ、フランス国内での研究会でアンドレアッシアンは報告する必要があったのでした。国際誌にはこの部分を投稿しても意味がないと考えたのでしょう。
 現地のことを勉強しようと思ったら現地語で書かれたものを読まなければ本当のところはわからない、という当たり前のことを、今回あらためて痛感した次第です。

 これから学問を志す方々のために急いで付け加えておくと、別にnativeレベルで現地語に精通している必要はなく(その方が良いに決まっていますが)、重要な概念が理解できる程度に読めればよいのです。勇気を持って書物に触れ、読んで、現地に行って話を聞いて、森を見て、確認しながら、理解していきましょう。国内で聞き取り調査をするときも同じで、その地方の歴史・地理や文化、方言などは知っていると知らないとでは大違いです。このへんは柴崎先生や芳賀先生がそのうち書いて下さるかもしれません。

<ランチセミナーで引用した文献の一覧>
  • 赤池慎吾(2012)『17~19世紀における青森県津軽地方の「従来保安林」の変遷過程』東京大学博士学位論文
  • A.Andréassian : Histoire Conjointe des Eaux et des Forêts, in Forêts et eau: 168eme session du Comité Scientifique et Technique. Nancy, 26 au 28 sept 2001
  • Brun, F.(2002)Multifunctionality of mountain forests and economic evaluation. Forest Policy and Economics 4 : 101-112
  • 古井戸宏通(2007)フランス林政における『水と森林』の史的展開序説. 水資源・環境研究 20: 73-86
  • 古井戸宏通(2010)「フランス」、白石則彦編著『世界の林業-欧米諸国の私有林経営-』(日本林業調査会)~第3章
  • 古井戸宏通(2015)「自然災害リスク管理と保安林制度のあり方―オーストリア・チロル州の保安林改良事業と野渓監護事業を中心に―」宇澤弘文・関良基編著『社会的共通資本としての森』(東京大学出版会)~第9章
  • 伊丹一浩(2020)山岳地の植林と牧野の具体性剥奪, 御茶の水書房, 420pp.
  • 北林寿信(1998)フランス山地政策の胎動, レファレンス
  • 是永東彦(1998)フランス山間地農業の新展開. 農文協
  • Ladier, J. et al(2012)Guide des Sylvicultures de Montagne Alpes du Sud françaises, ONF-Instea, 301pp.
  • Meza,A.et al(2004) Critères et Indicateurs pour la gestion durable des forêts : le cas des forêts de montagne. rff 56(5): 395-405
  • 佐々木恵彦編著(2007)森林科学.文永堂
  • 薗部一郎(1928) 無林地の造林-各国の事例. 砂防 1: 3-6ß
  • 徳川林政史研究所編(2015) 森林の江戸学II、223pp.(芳賀和樹)
  • 山越隆雄(2006)フランスにおけるRTM(山地修復)事業の歴史. 砂防と治水 39(3):97-101
  • Villeneuve, A. et al(2002) Les montagne et droit – tendances émergentes. FAO étude législative 75, 97pp.
  • Whited, T.L.(2000) Forest and peasant politics in modern France, Yale Univ. Press

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第7回合同ゼミを開催しました! [研究会]

13日(金)午後、永田信先生の教え子が教員をしているいくつかの大学のゼミ生、つまり、永田先生の孫弟子たちが集まる恒例の合同ゼミが開催されました。
香坂先生が名古屋大にご栄転されたので、名大の学生さんも参加。国際色も豊か。
博士院生から学部3年生まで、
報告者だけで13名を数え、いつものことながら6時間近いロングランゼミとなりました。
必ずしも所属する学科が「林政」というわけではないのですが、もう7回目。互いに刺激し合って進化しているのを感じます。学会発表にも似た雰囲気ですが、ディスカッションに多くの時間を配分しているのが特長です。

ゼミ修了後の集合写真です
PC133715s.jpg

終了後はこれまた恒例の懇親会。
いずれも大盛会でした。
来年の再会を誓い合って、散会となりました。
立花ゼミ、香坂ゼミ、竹本ゼミの皆さん、お疲れ様でした。

実はこの日、東大林政学研究室では博士学生2名の学位請求論文提出〆切と重なっていました。この2人と、指導教員の古井戸は、最後の仕上げのため昼間は参加できず、懇親会で「無事提出」報告をすることになりました。(追記:無事、審査の上合格となりました。呉君、趙さん、おめでとう!)

会場の設営や運営をご担当いただいた筑波大関係者を初めとする皆さんに感謝します。(f)

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林業経済研究所シンポのお知らせ(9月28日(土))<終了しました> [研究会]

来月末のシンポジウムのお知らせです。多くの皆さんのご参加をお待ちしていま
す。入場無料(事前申込制)です。

都市と森林 新時代―木の都市を考える―
(令和元年度(公社)国土緑化推進機構「緑と水の森林ファンド」助成シンポジ ウム)
令和元年9月28日(土)13:00~16:30(12:30開場)
 東京大学弥生キャンパス 農学部1号館8番教室(東京都文京区弥生1-1-1)
 入場無料(当研究所HPにて事前申込みをお願いします。)
  ポスターはこちら
   お申し込みはこちらから

■プログラム
第1報告:佐藤 岳利氏((株)ワイス・ワイス代表取締役社長)
消費者と川上のつながりをどのように解き結ぶか
第2報告:一岡 優作氏(東京都港区環境リサイクル支援部環境課 地球温暖化対 策担当)
林産地との連携による都市部での木材利用
第3報告:鈴木 直子氏((国研)森林研究・整備機構監事、建築家、木材コー ディネータ)
木の都市に向けた産官学民連携
パネルディスカッション:座長:安村 直樹(東京大学大学院農学生命科学研究 科 准教授)
※終了後、懇親会を予定しています。

昭和30年代の高度成長期に仕立てられたスギやヒノキ、カラマツなどの人工林が
成熟期を迎えています。これらを活用し、資源循環に結びつけていく ことが期
待され、木づかいの取り組みが進められています。この木づかいを継続し、普及
拡大するためには、消費者に受け入れられる木材製品が望まし いと言えます。
 2019年度より森林環境譲与税がはじまり、都市において木質化を図る取り組み
が増えると予想されます。また、2020年には東京オリンピッ ク・パラリンピッ
クが開催され、木の文化を発信するべく、木材商品に注目が集まるようになるで
しょう。
 ただし、消費者に受け入れられるよう、木材を利用する場所・量や質・形態あ
るいは木材の産地などにこだわりすぎないことが重要です。新国立競技 場観客
席の木質化が実現しなかったことを思い出してください。あの一件で観客席の木
材需要が失われましたが、それをはるかにしのぐ損失は、木材に 対する「高 い」
「メンテナンスに手間がかかる」というイメージが必要以上に国民に定着し て
しまったことではないでしょうか。
 木づかいの継続と普及には、もちろん木材産地の実情や思いを捉えることも重
要で、木材産地と消費者はお互いがあってこそ成り立つ相互補完的な関 係にあ
ります。そこでこのシンポジウムでは都市における木質化を事例に、木材産地と
消費者の事情に精通した三氏を講演者に迎え、木づかいを継続・ 普及させるた
めの課題を探っていくことにしたいと考えます。

■主催 「森林・林業・山村問題を考える」シンポジウム実行委員会(委員長:
山本美穗/飯沼佐代子/大塚生美/土屋俊幸/平野悠一郎/古井戸宏通 /安村
直樹)
■運営協力 一般財団法人 林業経済研究所
■会場協力 東京大学大学院農学生命科学研究科 林政学研究室
■問い合わせ先
一般財団法人 林業経済研究所 〒113-0034 東京都文京区湯島1-12-6 高関ビル
3A
Tel.03-6379-5015(Fax.3210) E-mail:office@foeri.org
URL:http://www.foeri.org/
■このシンポジウムは、森林分野CPD認定プログラムです。

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Ms Alizée Ville from France [研究会]

Today we have a seminar, inviting a French student as a special guest speaker.

Speaker: A.Ville (Univ. of Paris I, Sorbonne, student of master course)
Theme: The forest as a climate mitigation tool : negative emissions
- And how can agroforestry help ? -

It was just after a heavy rain disaster in the West part of Japan and the theme is very up to date.

In the seminar we discussed for almost 2 hours, with Prof Nakajima (agriculture economics), Assoc Prof Tatsuhara and Assistant Nakashima (forest management and measurement), the subject "negative emissions" in technological aspect along with economical or political aspect mainly in France and in Aisa.

We could exchange stimulating information and opinions.
It was as hot discussion as weather outside. We have indeed hot summer this year, feeling climate change !

After the seminar, we rinsei-seminar members took pictures altogether.

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Ms Ville was going to Yakushima Island by Shinkansen (!) and we continued usual seminar in Japanese.
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第5回合同ゼミを開催しました! [研究会]

7日(木)午後、永田信先生の教え子が教員をしているいくつかの大学のゼミ生、つまり、永田先生の孫弟子たちが集まる恒例の合同ゼミが開催されました。
北は仙台・金沢から南は首都圏まで、
博士院生から学部3年生まで、
報告者だけで11名を数え、6時間近いロングランゼミとなりました。
必ずしも所属する学科が「林政」というわけではないのですが、5回も続けていると、不思議なもので、テーマや手法に共通する点がいろいろ出てきます。お互い刺激し合って進化(?)しているのを感じます。学会発表にも似た雰囲気ですが、ディスカッションに多くの時間を配分しているのが特長です。

ゼミ修了後の集合写真です
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終了後はこれまた恒例の懇親会。
年々パワーアップしているのを感じますが、いずれも大盛会でした。
来年の再会を誓い合って、散会となりました。
立花ゼミ、香坂ゼミ、竹本ゼミの皆さん、お疲れ様でした。
会場の設営や運営を手伝ってくれた皆さん、どうもありがとう!(f)
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第5回合同ゼミを開催しました [研究会]

12月8日に、永田信先生の孫弟子に当たる金沢大学(旧)香坂ゼミ、筑波大学立花ゼミ、農工大竹本ゼミのメンバーを招いて合同ゼミを開催しました。田無演習林長の安村先生も駆けつけて下さいました。発表は、卒論生から博論生まで、テーマも多岐にわたり、刺激的な報告と活発で熱のこもった質疑応答の後、懇親会場に移って(学生は立ち席状態)、引き続き熱い熱い議論や意見交換を行いました。
今年で5回目の試みとなりますが、2回目の報告となった院生もいて、すっかり定着した感があります。(f)

prog.gifプログラム(クリックで拡大)

↑発表プログラムです(クリックすると拡大されます)。

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↑集合写真です。
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7月9日(土)第17回環境史研究会ワークショップ [研究会]

7月9日に開催される環境史研究会ワークショップの詳報です。
申込不要で無料です。多くの方の参加を心よりお待ちしております。

【日 時】 2016年7月9日(土)14時~18時

【場 所】 東京大学農学部1号館3階 農経会議室

【懇親会】 18時半ごろから東大農学部近辺にて

【題目と概要】

「中国における近代林政の展開と底流:梁希ら専門家層の果たした役割」
 平野悠一郎(森林総合研究所)

 中国における近代林政は、20世紀前半、既に稀少化していた森林資源を、国土保全や林産物確保の観点から、いかに効果的に保護、育成、利用していくかという知識人の問題意識が、対外交流の加速や社会変革への希求を背景にクローズアップされた結果として開始された。この動きを後押ししたのは、孫文をはじめとした指導者層に加えて、欧米、日本への留学を通じて近代林学の知見を身につけた梁希、韓安、陳嵘といった専門家層である。
 中でも、民主党派に属しながら初代林業部(当初、林墾部)部長に抜擢された梁希(1883~1958年)は、ドイツや日本への留学を重ねる中で、18世紀後半にドイツで確立された「保続」の思想に基づく近代林学、及び、19世紀後半から20世紀前半にかけて世界的に高まっていた自然保護、国土保全への重要性認識を吸収し、その中国への導入・適用を担った草創期の知識人の一人であった。梁希をはじめとした専門家層の知識・技術は、中華人民共和国成立以降にも受け継がれ、森林行政、林学教育等の基盤整備を支えることになる。


「PUBLIC PARTICIPATION IN ENVIRONMENTAL GOVERNANCE AT AN ABORIGINAL
COMMUNITY IN TAIWAN」
 Shyue-Cherng Liaw(廖 學誠、台湾師範大学)

The purpose of this research is to study the participation of aboriginal people in the environmental governance for stream conservation of Jiuliao River Watershed in Taiwan. I try to understand the effects of governmental policies on indigenous community conservation and eco-tourism development. Moreover, we also investigate public perception toward this watershed management. The Lunpi community is selected as study area, and local residents mostly belong to the indigenous Atayal tribe. I conduct in-depth interviews to 27 local aboriginal people. The Institutional Analysis and Development Framework (IAD) is applied to analyze the natural resources governance and to assess the outcomes of stream conservation in the Jiuliao River watershed. In addition, I apply questionnaire survey (n=142) to understand local respondents’ perception toward environmental governance in the study area. Results show that there are three process stages of environmental governance in study area including: (1) the early stage that local residents have obligation for collective action in stream conservation; (2) the middle stage that outside resources improve the collective action; and (3) the late stage that local residents and central government co-manage this watershed for stream conservation and eco-tourism development. Besides, based on the analysis of questionnaire survey, respondents mostly satisfy the outcomes of environmental governance in study area, including maintenance, management, and participation dimensions. Applying the factor analysis, the respondents’ cognition and attitudes are summarized into environmental conservation, eco-tourism development, and socioeconomic and cultural factors.



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企業による森林づくり・木材利用の二酸化炭素 吸収・固定量の「見える化」シンポジウム [研究会]

2月29日(月)に林業経済研究所主催のシンポジウムが東大弥生講堂で開催されます。
ふるってご参加ください。

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企業による森林づくり・木材利用の二酸化炭素
吸収・固定量の「見える化」シンポジウム

 二酸化炭素吸収機能を始めとする森林の多面的機能の発揮を図るためには、再生産可能な木材利用の推進とともに、森林の整備・保全に関するコストを社会全体で負担することが必要となっており、民間企業による森林づくり・木材利用活動が注目されています。また、民間企業の間でも国産材の利活用を拡大していこうという機運が次第に高まっています。
 企業による森林づくり等をより一歩進めるため、林野庁では平成26年度に、森林整備等への民間資金活用調査実証事業を実施し、社会貢献だけでなく自社のビジネスと結びついた「森のCSV活動」を推進するためのガイドブックを作成しました。また27年度はその結果を踏まえて、「民間企業の活動による二酸化炭素吸収・固定量の「見える化」実証事業」により、企業等の協力を得て、森林づくり・木材利用活動による貢献度を客観的に証明する「見える化」のガイドラインを作成しています。これらの成果を広く関係者と共有し、普及するため、シンポジウムを開催します。
プログラム
第一部 森が地域と企業を元気にするー企業の森林づくりへの取組み
森のCSV読本の読み方
 キーノートスピーチ:川廷 昌弘 氏
(株式会社博報堂 広報室CSRグループ推進担当部長)
第二部 企業の森林づくり、木材利用の環境貢献度「見える化」
「森林づくり・木材利用を中心とした環境貢献度定量化の意義と可能性」
 キーノートスピーチ:龍原 哲 氏(東京大学大学院 准教授)
パネル・ディスカッション
 モデレーター:河口 真理子 氏(大和総研 主席研究員)
  パネリスト:
  宇久 真司 氏(高知県 環境共生課 カーボン・オフセット担当チーフ)
  近藤 奈美 氏(JXエネルギー株式会社 社会貢献活動推進室長)
  龍原 哲 氏(東京大学大学院 准教授)
  肥後 賢輔 氏(一般社団法人全国木材組合連合会 木材利用拡大推進本部統括部長)
  丸川 裕之 氏(日本プロジェクト産業協議会(JAPIC) 専務理事/事務局長)
  実証事業参加企業(報告)

  日時:2016年2月29日(月)
     13:30~17:00
     (13:00 受付開始)
  主催:(一財)林業経済研究所
  会場:東京大学農学部弥生講堂(一条ホール)
     〒113-8657
    東京都文京区弥生1丁目1-1
  参加費:無料

・申し込み方法:下記のサイトからお申し込み下さい。
http://goo.gl/forms/OTdDZbWZBW
・申し込み期限:2016年2月26日(金)
 個人情報の取扱:申し込みいただいた個人情報は、本シンポジウム以外の目的には使用しません。

シンポジウムの案内(PDF)

お申し込み・お問い合わせ先:(一財)林業経済研究所
〒113-0034 東京都文京区湯島1-12-6高関ビル3A
 Email : office@foeri.org TEL:03-6379-5015


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第16回環境史研究会ワークショップ [研究会]



第16回環境史研究会ワークショップのお知らせです。
ふるってご参加ください。

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第16回環境史研究会ワークショップを下記の通り東京大学で6月6日に開催いたします。
オハイオ州立大学のブラウン先生には、人為起源の災害に関する報告を、
山梨大学の喜多川先生には、最近出版されたご著書『環境政策史論―ドイツ容器包装廃棄物政策の展開』の内容に関する報告をお願いしました。


ワークショップの後には懇親会(18時頃~)も予定しております。
あわせて参加いただければ幸いです。


【日 時】 2015年6月6日(土)13時~17時

【場 所】 東京大学農学部1号館3階 農経会議室

【題目と概要】

「Anthropogenic Disasters: Secondary Effects of the Built Environment
on the Impact of Extreme Natural Events」 Philip C. Brown (オハイオ州立大学)

Subjects:
1) Water Control and urban subsidence (Niigata)
2) Water control innovations impacts on existing water control
facilities (cases from central Niigata Prefecture)
3) Roads, railroads, and dike impacts on tsunami (Tohoku)
4) Changing human consciousness: “Blind Faith” in technology or
“Agnatology” (deliberate/manufactured “forgetting”)


「ドイツ容器包装廃棄物政策史:『環境政策史論―ドイツ容器包装 廃棄物政策の展開』をめぐって」 喜多川進(山梨大学)

 ドイツの容器包装廃棄物政策は,拡大生産者責任と呼ばれる新しい 環境原則の最も早い実施例として知られており,《環境先進国ドイ
ツ》という評価を定着させた。しかし,環境政策として独創的かつ先導的な側面をもつドイツの容器包装廃棄物政策が,なぜ,どのようにしてコール政権期に生み出されたのかという点は,緑の党や環境保護団体の影響であると漠然と説明されることがほとんどであり,これまでの研究においては十分に明らかにされていない。そこで,本報告では,1970年から1991年の容器包装令制定に至る時期に注目し,ドイツの保守政党および経済界による容器包装廃棄物政策の推進理由を検討する。そして,同政策は,環境保全よりも廃棄物処理部門の民営化や旧東ドイツ地域および欧州でのリサイクルビジネスの新規展開,さらに目前の総選挙での勝利といった経済的および政治的動機によって推進されたことを示したい。本報告では,拙著『環境政策史論―ドイツ容器包装廃棄物政策の展開』(勁草書房)に基づき,緑の党や環境保護団体といったグリーンな勢力とは異なる,保守政党・経済界による《もうひとつの環境政策の潮流》に光を当てる。

(参照)『環境政策史論―ドイツ容器包装 廃棄物政策の展開』http://www.keisoshobo.co.jp/book/b190657.html
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