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林政・林業関係の資料保全について [研究室]

 2023年度より、国土緑化推進機構の助成を受けながら、林政・林業関係の資料保全事業を進めています。林政学研究室では、一般社団法人 全国林業改良普及協会から寄贈いただいた、1960年代以降の山村・林業写真を保管しています。現在、こうした山村・林業写真の資料化(データベース化、一部資料の将来的な公開)を目指しています。試行段階として、クリーニング作業を行った後に、スキャン作業を行った上での中世紙封筒への収納作業、データベース化作業を進めています。

(写真1)クリーニング風景
クリーニング作業1.jpg
(写真2)中性紙封筒への収納
中性紙封筒に入れる2.jpg
(写真3)写真のデータベース化
データベース3.jpg
 
 
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ナス先生(特任教授)が来日しました:) [研究室]

 林政学研究室OBで、現在、ノッティンガム大学マレーシア校で教授をされているタパン・クマール・ナス先生が、東京大学農学部の特任教授として、9月中旬まで林政学研究室におられます。
 ナスさんは、Collaborative Forests Management in South and Southeast Asia(南・東南アジアにおける協働型の森林管理)について研究されてきました。OG/OBの方々は、ぜひ林政研究室に遊びに来てください。
Nath-san.jpg

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林政学研究室の蔵書を整理していたら・・・ [研究室]

 林政学研究室の蔵書を整理していたら、本の中から「国公立大学費値上げ反対(1972(昭和47)年)」のチラシがでてきました。考えさせられる内容だったので、思わずブログに書いています。
 前回学費が値上げされたのは1963(昭和38)年。当時は、年間9000円(!)だった学費が、12000円に値上げされたそうです。チラシが書かれた1972年においも、8年後(1980年)には学費が240,000円に値上げされる恐れがあることを警告しています。
 また、「教育は一種の投資であるので受益者負担を求めてよい(授業料をあげてよい)」と考え、将来的に国公立大学の法人化の傾向を目指す、文部省の姿勢にも批判の目をむけています。

・・・50年後の現在、学費は更に上昇を続け、教育格差の問題はさらに深刻化しています。その後、国立大学の法人化が進みましたが、皮肉なことに日本の大学の国際競争力は減少傾向にあります。「公共財」としての教育を改めて考える必要性を、50年前のチラシは現役世代の私たちに訴えているのかもしれませんね。おっと、仕事に戻らねば。
国公立大学費値上げ反対.jpg


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林業経済学会70周年記念事業ー学会員対面談話会が開催されました

 2023年台風2号の日本列島通過によって、愛知県や静岡県などを中心に大雨による浸水被害が発生しました。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。被災された方々が一日も早く日常を取り戻されることを心から願っています。  関東地方は昼前まで大雨に見舞われましたが、正午過ぎからは、晴れ間もさす陽気になりました。2023年6月3日(土)14:30~16:30に、林業経済学会70周年記念事業の一環として、学会員対面の座談会が文京区シビックセンター4Fの和室で開催されました。  在来線の運休・遅延が続く状況でしたが、18名(スタッフを含む)の方々が駆けつけてくれました。関西地方の特別委員会スタッフ(田村さんと岩永さん)は、東海道新幹線の午前中の運休により、急遽ズームでの参加になり、いわゆるハイブリッド型の談話会になりました。  林政学研究室からは、芳賀和樹先生、髙梨一竹さん、柴崎(70周年記念事業特別委員会委員長)が参加しました。  今回の談話会は、70周年記念事業の柱の一つであるリサーチクエスチョン事業の一環として開催されました。具体的には、30年後を想定しながら、林業経済学会が今後取り組むべき研究テーマ(リサーチクエスチョン)を考えるためのアイディア(リサーチクエスチョンの原型)出しを行いました。  談話会では、参加者が車座になって自己紹介をした後で、3班に分かれて、取り組むべき研究テーマのアイディア出してもらい、その後、出てきた意見の構造化に取り組みました(いわゆるKJ法)。  30年後の山村に誰が暮らすようになるのか(高齢者?、若者?、移民?、)、記録を後世に伝えていく必要性(統計資料の拡充、映像など多様な記録)、AI技術との付き合い方など、様々な論点が浮かび上がってきました。面白かったなあ~:)  今後もこうした談話会(オンライン)が実施されます。さらにアンケート調査やワークショップなども行う予定になっています。学会員の皆様の引き続きのご支援、どうかよろしくお願いします。  台風2号の影響により、運休・遅延が依然続く中で、会場まで駆けつけてくださった、参加者の皆様に心から感謝申し上げます。引き続きのご支援、よろしくお願いします。 20230603_153102.jpg 20230603_160934.jpg  
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