森林と市民を結ぶ全国の集い1 [研究会]
M1の小松です。
この土日、立教大学で開かれた
「森林と市民を結ぶ全国の集い2009 in Tokyo」に行ってきました!
森林ボランティア活動をしている方々を中心に
200名以上の参加があったのではないかと思います。
今年で第14回目を迎えるそうです。
最初に、東大でも講義をなさっている内山節先生から
「あらためて森林の価値を問う」という問題提起。
・地域住民にとっての価値
農山村の変貌。給与所得者が大半、家業の崩壊。
・国際的な価値
外国人観光客が増えている、アジアの財産に?
しかし国際社会が「価値」を決めることには危険性がある。
・人間の力だけを誇示していく時代ではない
山への畏敬の念、信仰文化をとらえなおす
・市民から「価値」を提起できていない
林野庁とうまくやってきたゆえに、受身になっている?
続いて、岩手大学の山本信次先生をコーディネーターに
パネルディスカッションがありました。
1.「良い森」とはなにか
人が関わり、様々な生産物を生み出し、生活の糧となる豊かな森。
いろんな生物がいて、バランスのとれた森
(ただし、全ての生物にとって満たされる森なんてない→多様な森)。
2.「むらで生きる」とは
森は適切に管理されれば、驚くほど豊か。森の恵みを活かすこと。
3.誰に何ができるのか
現在の価格で回る林業の育成(低コスト化、行政の直接支援など)
+周辺ビジネス(産直を利用した特用林産物販売など)をやるといい。
姉妹都市提携は良いが、そんなにお金のある都市は多くない…
ボランティア団体が経済的に自立できるように…
Iターンの人が上手くやっていく仕組みがない…
などなど、現場の経験が豊かな方々だったので、
事例がぽんぽん出てきて、説得力があり、おもしろかったです。
http://14tsudoi.blog99.fc2.com/
それにしても、クリスマス前の立教大学はオシャレでした
2009-12-07 20:12
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