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フランス・ジュラ県文書館訪問 [調査]

 やや旧聞に属するのですが、環境法の交告尚史先生(法大)、日本史の坂本達彦先生(國學院大栃木)と古井戸の3人で、フランスのJura県にある文書館を、今年3月に訪問しました。文書館では、事前にお願いしたこちらのリクエストが五月雨式に膨らんでいったにもかかわらず、その都度、ギヤール館長や司書のブリュエ氏が大変懇切に対応して下さり、到着後も本当にお世話になりました。
 レンタカーを借りて自由に移動できるよう準備していたのですが、着いてすぐ大雪が降って、ホテルの駐車場から車を出すのに一苦労。近郊にお住まいの郷土史家のC氏との面会はキャンセルとなり、肝心なショーの森の林内は少し入ったところでUターン。この森と関連の深い世界遺産のアルケスナン王立製塩所の見学は、帰路のTGVが満席で経路変更を余儀なくされた煽りで中止となりました。パリでは空港までの鉄道が工事中で、急遽バスに乗り、空港に着いたは良いものの飛行機がオーバーブッキングになるなどスリリングな旅でした。
 この帰路には、ディジョン在住のJ.Croisel氏(ブルゴーニュ州農林局)や、パリ在住の大山祐美子先生(パリ第1大学)の多大なご助力があって、難解なパズルを解くような行程を、最小限のコストで無事帰り着くことができました。
 ギヤール館長は、前回お邪魔したときに「情報発信が課題だ」と仰っていたのですが、最近、ウェブサイトが大幅に拡充され、おしゃれに整備されていて、今回の訪問も早速記事にして下さっています。
ジュラ文書館ウェブサイトの記事
 撮影した膨大な史料や情報の整理すらままならない状況ですが、これまでの調査の成果は、いずれ英文でまとめて文書館に恩返しせねばと思っているところです。(古井戸)
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