SSブログ

自分の研究を振り返る [研究室メンバー]

 私(柴崎茂光)が、林政学研究室に所属したのは学部3年生(1994年秋)のこと。
経済的な分析に憧れて、永田信先生(前林政学研究室教授)の研究室の門を叩いたわけです。
 最初に取り組んだことは、日本における建築用材(製材・合板)が、木材需要に及ぼす影響を計量経済学的に解明するプロジェクトのお手伝いでした。パソコンが普及し始めた時代で、私はエクセルの使い方を先輩や先生方(永田先生や安村先生)に教わりながら、木材統計や建築統計データを打ち込んでいきました。打ち込み作業が終わると、統計ソフト(SPSS)を使って、相関分析、重回帰分析を進めていきます。コマンドを書いては、結果を先生方に見せてはモデルを改善していく作業が続きました。遊び感覚でワクワクしながら分析したことを今でも鮮明に覚えています。
 研究結果(骨子)をマックワード(懐かしい!)を使ってとりまとめる作業も行い、最終的には学術誌である『林業経済研究』に掲載されることになります。自分も共著者として名を連ねることとなり、思いがけず、学会誌デビューを果たすことになりました。

※この論文は、以下のURLからダウンロードできます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jfe/1996/129/1996_KJ00005719710/_article/-char/ja/

コメント(0) 
共通テーマ:学問